S氏がお送りする花火屋さんの道具日記②

こんにちは!英語でSから始まる国といえばSpain!スペインは太陽の国です。私はS氏です。

さて、道具日記第2回ですよ。今回はつくつく棒について語ります。

つくつく棒はこちら

写真だけ見ると箸(ただの棒)と大差ないのですが、用途は全然違います。

箸は玉皮を作るときに大変活躍している一方、つくつく棒は玉込みをするときに大活躍します。これがないとやってられません。

つくつく棒はその名の通りつくつくするための棒です。つくつくとは玉込みの作業においてとても大事な行為で、割薬を玉に入れた時に発生する擬音語です。(豊田煙火S氏調べ)

花火玉の中心にあり、花火を空中で爆発させる割薬。

これが程よくみっちり詰まっている花火は丸くて大きくきれいです。美しいです。

これは2号玉に割薬を詰めてつくつくしているところです。

割薬を詰める際に均等にならす作業がつくつくです。そのための棒だからつくつく棒です。こいつには名前があります。前回の箸だか棒だかとは違います。

まぁでも箸(ただの棒)といい、つくつく棒といい、見た目大したことないくせになかなかやる大した奴らです。

箸の使い方が前回イマイチわからないと思ったので作業写真を追加で載せます。皆様はこれを見て「あ、箸が使われているな」と口に出してください。何も起こりません。



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