Sはラテン文字の19番目の文字で、ギリシャ文字のΣに由来します。キリル文字だとCです。私はS氏です。こんにちは。
今日は明日使えない火薬の知識①です。
※本企画は文系のS氏がお送りする企画です。理系の方からしたら「あ、うーん、厳密には違う。。」とか「まあ正確に言えばもうちょとこうなんだが。。」みたいになると思います。それはさすがに違うだろと思ったら言ってください。
火薬といえばなんですか?それはもちろん黒色火薬です。もはや火薬=黒色火薬といっても間違ってない(違う)と思います。
ちなみに一般的に花火は火薬からできているとお伝えしますが、実際は火薬と爆薬からできています。あと紙です。
火薬はじゅー、ばーんって燃えるやつです。一方爆薬はどーん!っていきます。一応本を読むと爆風が音速を超えるとか超えないとか威力がどーたらと書いてありますが、、、
個人的には燃えてたら火薬。爆発したら爆薬です。
で、今回は火薬の中で一番知名度が高い黒色火薬について説明します。
黒色火薬は英語でBlackpowderです。Gunpowderも有名です。
花火では黒色火薬のうち粉のものと粒のものを使います。粒の中でも大小ありますが小さいものを使います。(大きいものは鉱山とかで使われます)
黒色火薬の粉は引くほどいろいろ使います。導火線にも使われています。星の仕上げにも使うしちょっとした火工品とかでも使います。粉は細かいのでよく鼻が黒くなります。あと爪の中とか黒くなります。素手で触るのがバカです。私です。
以前焼きのり(※ハケ紙のことです)を作っていた時に塗っているのもこれです。トロ塗りとか呼びます。これです。(ハケ紙については過去のブログをご覧ください。)
黒色火薬の粒は花火を打ち揚げる際に使用します。花火玉を上空に飛ばすための火薬です。粒は比較的小さめです。打ち揚げる以外にもちょっとした火工品に使います。
ズームするとこんな感じです。画質が荒くてザビザビします。
ズームするとごつごつしているのがよくわかりますね。だからといって語れることはありません。
ちなみに黒色火薬は「硝酸カリウム+硫黄+炭」で出来ています。とてもシンプルな組成です。S氏は内心ではこれらのことを「塩+胡椒+醤油」だと思っています。
硝酸カリウムが酸化剤です。硫黄は助燃材です。炭は可燃物です。これら3種類が混ざると火薬になります。基本のキです。詳しく知りたい方は図書館にでも行ってください。S氏は定時なので帰ります。ごきげんよう。
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