こんにちは!S氏です。
「花火屋さんの道具日記」記念すべき第1回は棒です。
棒です。ただの棒です。箸とも呼びます。割り箸から作られているからです。
固めの割り箸をカッターや包丁で削り、使いやすい形にした棒です。箸とも呼びます。ただの棒です。
使い方は多岐にわたりますが、玉皮作りの時に使うことが最も多いです。玉皮に親導(おやみち)(導火線のこと)を折りつける作業の際に使います。
上のヘラ部分でボンドを塗ったりします。下の線が入ったところで親導の長さ確認をしたり、黒色火薬を詰めたりします。
ちなみに箸と似た道具につくつく棒があります。つくつく棒は玉込みの際に使うのですが、次回お伝えしたいと考えています。
導火線の長さは作りたい花火玉の大きさや見せ方によって長さが変わります。だから一つ一つ1から丁寧に作らなければなりません。
そのために欠かせない箸(ただの棒)です。
いい感じのがないときや、万が一折ってしまったときは作り直すしかないのです。
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