星掛け

こんにちは
煙火部 鶴飼です。

今回は「星掛け」という作業についてご紹介します!
遡ること約2年ほど前より説明すると言ったまますっかり忘れておりました(◎ ◎;)

「星掛け」とは、花火の中に詰まっている火薬の玉である「星」を作る作業のことです。

星は大きく分けて
1.火薬を水に溶く。
2.星を入れて混ぜる。
3.火薬をまぶす。
4.星と火薬を密着させる。
5.乾燥させる。
この1~5の手順を繰り返すことで徐々に大きくなっていきます。
これらのうち1~4の手順を「星掛け」と呼んでいます。

それぞれについてもう少し詳しく説明しますね(*^^*)

手順1ー火薬を水に溶くー

鉢の真ん中にあるのが火薬で、これに少しずつ水を加えて練っていきます。液状になった火薬を泥薬(でいやく)と呼びます。
水加減はその日の湿度や気温、日差しの強さなどを考慮して調整します。

手順2-星を入れて混ぜるー


泥薬に星を加え、よく混ぜます。

手順3-火薬をまぶす-

泥薬でコーティングされた直後の星の表面には水分が多く含まれていますので、そこにまんべんなく火薬を付着させていきます。

手順4-星と火薬を密着させる-

星を鉢からたらいに移します。そしてたらいを回転させることにより、星の形を整えたり、星に水分が残っていた場合は火薬を追加したりします。

手順5-乾燥させる-

星掛けが終わった星は日乾場でよく乾燥させます。

星は一日で出来上がる訳ではありません、天気が良いときに星掛けをして少しづつ大きくしていきます。
時間と手間がかかる分、星にはとても愛着がわいてきます!



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